フィジー滞在記


06.07.2004
金曜日

フィジーへ8日間の旅、初日(マナ島に5日滞在し、ナンディで1泊、行き帰りの飛行機で2日間)。
感想は・・・、滞在中の3日晴れ、3日悪天候ということで、イマイチよかった~、と言い切れないカンジでした。最後の方は日本の方が暖かいという状況で・・・(フィジーは常夏の島じゃないのね。) 最初の3日だけで帰れば、すごく良かった!と言えます。

さて、父と旅行をするのは20年ぶりくらい。娘に囲まれてよほどうれしいらしい。父が一番はしゃいでいる。 一緒に住んでいないので、24時間近くにいるというのは結構うざいねと、姉と話していたりしたけれど・・・。
まあ、今回の旅行のスポンサーなので、文句は言えません。 いびきがうるさいのと、行動が少々エキセントリックな人なので、一緒にいるとちょっと疲れますが。

海はめちゃくちゃきれいで(すごく深いところのはずだけど海底まで見える)、魚も熱帯魚屋さんにいるようなカラフルなのがたくさん泳いでて、シュノーケリングだけでも十分楽しめました。ダイビングが目的の人にはすごくいいところかもしれませんよ。 ただ離島なので、海に入れないとすることがない・・・。

あと、滞在ホテルが高級リゾートというだけあって、めちゃくちゃ物価が高い。晩御飯が安い方でもF$40なので、4人で食べれば約1万2千円ですよ。ホテル代より飲食代の方が高くつきました(ホテルの手数料や税金も高い!)。
やはり身の丈にあったバカンスを楽しむべきだったのではないでしょうか・・・。 もう一回行きたいか、と聞かれるとなかなか微妙なところです。行くなら首都のスバとかにして、悪天候時に遊べる場所を拠点にした方がいいと思います。

でも、離島ならではの良さもあり、たとえばネイティブフィジー人の、のんびりとフレンドリーな人当たりのよさは、気持ちがいいです。逆に町にいくと、インド系の商人だらけ。ナンディは治安が悪くなってきたと聞いていたので、ショッピングはメインストリートのみで済ませました(日本の商店街みたいなカンジで小さめ。町の端から端まで15分くらいで歩ける)。

言葉の方は、片言だけど日本語を使える人が多かったので(勉強しますよ、とか、毎度~という言葉を外国で聞くとは思わなかった)、少し英語ができれば不自由しない。
マナ島

潜水中の父
潜水中の父、潜るんですにて撮影

日曜日


水中カメラをなくした・・・。

ストラップは腕に残っているけれど、ストラップの先のカメラがない。あわてて見回すけれど、どこにもない。いそいで姉と父を探し、一緒に探してもらう。

このあたりと思うところをローラー作戦で泳いでみたけれど見つからない。近くを泳いでいた人にも何人か声をかけた。
浜を3往復すると、波酔いして気持ち悪くなりギブアップ(70近い父は8往復くらいしてました。父は偉大だ)。

午後になると満ち潮で探すのが難しくなった。
明日の朝、浜に打ちあげられていないか、確認しよう。

マナは離島なので、夜はショーを見るか、卓球しかすることがない。 普段あまりテレビを見ないけれど、さすがに何の音もない生活というのは飽きてきた。 海と魚しかない毎日。

ウォシュレットがないのが一番つらいかも。部屋にやもりが3匹くらい住みついてて、キュンキュン鳴きながらうろうろしている。
さすがに今日はブルーな気分でいっぱい。国際電話のかけ方がわかったのが救い。
公衆電話の使い方もわかった(5ドルで1分ちょっとしか話せなかったけど)。テレカを売店で買って、カードの裏のスクラッチ部分を削り、出てきたエンターコードをプッシュすると使えるようになる。
私が電話をしているのを見て、日本人のカップルにも使い方を聞かれた。日本にはないシステムだもんね。最初、テレカをどこに差すんだろうと思ってましたよ。
水中カメラをなくしたノースビーチ
メケ・ショー
メケ・ショームービー
(縦位置で撮っちゃいました・・・ )
月曜日

今日は嵐のため海に入れず。風も強くて肌寒い。
午前中は浅瀬をくまなく歩いてカメラを探す。引き潮なので、さんご礁の手前まで歩いていける。一度変な生き物(ウミヘビとなまこの中間みたいなカンジ)を踏んでしまい、足首にからみつかれた。靴下と泳げるサンダルを履いていたので無傷で済んだ。よかった・・・。

お昼ご飯の帰り、植木の手入れをしている愛想のいいお兄さんに椰子の実を取ってもらい(スルスルと木登りした!)、なたで割ってココナッツジュースを飲んだ。ちょっと青い実だったので、青竹みたいな味がした。

あと、洗濯屋の人懐っこいお兄ちゃんになつかれた。年を聞かれたけど言えないなあ。はたちくらいにしとく? 名前を2回聞いたけど難しくて覚えられない。クマ系でなかなかキュートなので、帰るまでに写真を撮らせてもらおう。南国の王子さまだ。
椰子の実割り
椰子の実割りムービー
火曜日

今日も悪天候。ネイティブフィジアンのお姉さんも長袖を着るほどの寒さ。
部屋はちゃんと窓がしまらないし、寒さ対策が必要だと思っていなかったので風邪ひきそうだ。 夕方からは雨で、結局海に入れなかった。もうちょっと探せばカメラが見つかる気がするのに・・・。
今日は引き潮がすごい。昨日より海底が出てる。
朝ごはんの後、セキュリティの人にカメラ紛失のレポートを書いてもらう。ちょっと内容が違うけど、それを乗り越える語学力がないので、まあいいか。

セスナが何機もやってきて離着陸していくので、発着場を見に行く。出てくる観光客がすべて日本人。なんだかなあ、外国人より日本人の方が多くて、日本にいるのと変わらないや。
ナンディからマナはセスナで12分くらい。セスナの方が高いので、外国人は船でくる人が多いようだ(うちらも船でしたが、船だと1時間半かかる)。

ここのホテルは日本人が経営しているらしい(毎回朝食にごはんと味噌汁が用意されてた。まずいけど・・・)。島全体がだいぶ日本語化されているけれど、ゲームとかは英語のみ。今日はメケショーが中止になったので、ラウンジでゲームをした。
参加者はホスト側がステージに引っ張り出す。わたしもどっかの外人とペアにされ、レモンをころがすゲームで優勝。内容はちょっとはしたないものですが。
これで優勝したということは、一番遠慮のない女ということか・・・。 でもスタッフの人も手伝ってくれたけどね(景品でTシャツがもらえるはずだったけど、チェックアウトの日だったので取りに行くのを忘れた)。
セスナ
水曜日

くもり。 天気にめぐまれないなあ。
洗濯屋のお兄ちゃんにお別れを言って、写真を撮らせてもらった。
父と仲良しになったキニさんと話す。今日は休暇を取るから同じ船でナンディに行くよ、と言っていた。土産物屋で割引を約束する手紙を書いてもらう。
桟橋で船を待っている間に、洗濯屋のくまちゃんがお見送りに来てくれた。かわいいねえ。でも、仕事はどうした?

船を下りて、ホテルまでの送迎のバスで一緒だった日本人カップルは、到着日(日曜)だけ晴れで、あとは悪天候だったそうな。1日でも晴れがあったのは救いか。

チェックインした後は、ナンディタウンへ買い物に行く。
お昼を食べに行こうとするとお弁当を買いにいってくれた。買うまで出させてもらえないのか・・・?カレーだけど、チキンがカレー味なだけで、日本のカレーとは違う。
メインストリート以外はあやしいカンジなので、まっすぐ町外れの寺院を見に行って引き返す。
早めにホテルに帰りたいので(タクシー使うのがいやなので。白タクとちゃんとしたやつの区別がつかないし。)、あやしいインド人の店で、カニの包んだやつとピザを食べて帰る。
ナンディ
木曜日

昨日、からい料理が続いたので、父がおなかをこわす。父も年を取ったなあと実感する。普段一緒にいないから、若い時のイメージのまま接しちゃうんだけどね。
帰りの飛行機はすることがなくて退屈だった。フィジーと日本の空路の間は海しか見えない。
飛行機の窓から虹が見えた。虹を見下ろす、というのはなかなかできないので面白い光景でした。

ああ、明日から仕事か・・・。
飛行機から見た虹

 

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