チェロのレッスン93回目、番外編・発音の問題と抑揚のない音、第4ポジションの基本形を練習

今日のレッスンはL.R.FEUILLARDの黄色い本のP.32の真ん中の音階練習。

レッスンの前に、先日読んだブログの「発音」について

参照「発音の基本

発音の悪い音のまま練習すると弊害が次々と起きる。アマチュアの問題の殆どは発音練習とロングトーンの練習で解決する?事が多いように思います。

これってどういうことでしょうと先生に聞いてみた。
自分は、最初からある程度音が出せたので、発音の練習をやったことがない。

「弓がちゃんと弦をかんでいない状態で弾いてるのはダメってことですね」と言って、実演してくれた。

私は音を出すときに、あまりその点を意識したことがない。音自体は出てる。
出てるし、かすれたりひっくり返ったりはしないけれど、大きな音が出せず、抑揚のない音しか出ない。
前回の発表会で弾いた「いつも何度でも」のラシドードードードードレドシのフレーズを、私が弾くとお経のように一本調子になってしまう。
先生が同じところを弾くと、ラシウ~~~~ドレドシみたいに、1音ずつにアクセントがついて、しかも全体的にクレッシェンドしていく感じ。
これが出来ないのは、発音を意識していなかったからなんだろうか。
次の発表会は、脱お経を目標にしたい。

譜面にクレッシェンドと書いていなくても、スラーの上りのときは音をだんだん大きく、下りではだんだん小さく意識するといいですよとアドバイスをもらった。

さて、第4ポジションから第1ポジションに移動する音階の下りで、2の指が毎回浮くので、1の指で移動する。移動が終わったところで1~4の指をバンと叩きつけて4の指を弾く練習。
第1ポジションの広い形に移動する場合、例えばA線ソファミと来て、第1レドシ♭のとき、1の指で基本の形のまま移動、1~4の指をバンと叩きつけて、レドを弾いてから1の指だけ伸ばしてシ♭を弾く。

第4ポジションの基本形。
最大限に爪切りしても1の指の爪が指板に当たってうまく弾けない場合(爪の形は個人差があるので)、指をほぼ真横まで寝かせる。爪の横で押さえてるような感じ。
A線を弾いてるとき、親指はネックの真ん中あたりにいる。親指と人差し指で○を作っているように空洞ができていること。
指の関節は第1~3まで全部つぶさない。

第1ポジションから第4ポジションに移動する音階の上りのとき、1~3の指まで弾き終わったら、4の指にみんな集合、力をためて、素早く一気に第4ポジションまで移動するイメージ。

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