チェロのレッスン115回目、前回のベタ弾きで気づいたことと、自分の演奏を録音して聞き直すと、掛けたはずのビブラートが聞こえない

今日のレッスンは、いつも何度でもの3回目。

1ページ目の伴奏部分。
付点二分音符がずっと続くけれど、これをどう弾いたらいいのか。
ビブラートを掛けられるところは掛けるということになった。
振り幅を大きく6回、少なくとも5回は入れたい。

まず大きく振る練習。
指板の上に指を起点としてかまぼこ型に大きく振る。
普段は起点から下に向かって振るけれど、上の方にも振ってみる。
小指の場合、上には振りやすいけど、下には振りにくいので注意。
小指の第1関節を曲げて、指を立てて振る。指と弦の接点を増やす。
小指でビブラートを掛けるとき、3の指をそえるとやりやすい(先生は小指だけでやってたけど)。
そのとき、親指は3と4の間か通常の2の後ろ。
親指はずれないようにしっかりネックを挟む。

2ページ目以降の演奏パートは、早く振らないとビブラートが入らない。
付点四分音符で3回は入れたい。
付点2分音符でだんだんフェードアウトするとき、弓は止まっても腕は振り続けると余韻にビブラートが掛かって、音がプチ切りにならない。

自分の演奏を録音して、掛けたはずのビブラートが聞こえない場合、もっとふざけたくらいにオーバーアクションでやってみる(外人の演奏に多い)。

前回聞いたベタ弾きについて。
もしかして、今まで勝手に休符入れて弾いてました?と聞いてみた。音と音の隙間が多いというか。
1拍が0.8拍しかない感じ。
やっと気づいた~~?みたいに言われたよ。
これって、何回も言われたはずなんだけど、自分では気づいてなかったんだよね。
録音して、初めて自分の演奏を客観的に聞いたから気づけたことで。

もしかして、休符があるとき以外は常に音が出てる感じですか?と聞いたら、移弦で間に合わないとき以外はそうです、だって。

ロングトーンの練習の注意点。
弓元、弓先でスピードを変えない。
最初から最後まで同じスピードで弾く。
最初、弓を置く時に圧を掛ける。
真ん中は圧を抜いて、弓先に近づいたら圧を掛け始める。
圧を掛けたまま戻ってくる。
真ん中はまた圧を抜いて、弓元に近づいたら圧をかけ始める。
弓元に近づいたら、手首を柔らかく使って弓を返す。
習字の筆で一の字を書く要領。
トン・スー・トンの動き。
ボーイングと筆使いは似ているところが多いそうです。

今までボーイングのやる方を間違えていたようだ。
参考になったのがこちらのページ。
参照:リニアモーターカー型と飛行機型:2つの異なる弓使い

まさに自分の弾き方は、ここのページの飛行機型だった。
さっさと軽く弾きがちですね、と先生に言われたけど、これのことか~。
しばらくは、このリニアモーターカー型を意識して練習してみよう。

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