チェロのナイロン弦レビュー、ドミナントを買ってみた

大昔、チェロを買ったときに付いていた弦の音が好きだったけれど、メーカー名が分からない。
当時は、チェロって柔らかくていい音が出るんだな~と思っていました。

またチェロをやり始めて、中国産の練習弦、ヤーガー&スピロコア、ラーセン&スピロコアと来たけれど、どうも金属音ぽいというか、ビービーうるさくて好きではなかった。

前からナイロン弦に興味があったけど、先生も使ったことがないというのでイマイチ踏み切れず。
ネットで「ギターのクラシックとアコギくらい違う」というコメントを見つけて、それならばとドミナントを買ってみました。

string.jpg

いざ弾いてみると、金属音はなくなったけれど、期待したほど柔らかい音にはならなかった。
しかも、何か音が小さい。
誰だよ、クラシックギターとか言った奴~!
でも、もしかしたら、弦がなじんできたら変わるかも・・・という期待は残しておく。

ただ、ちょっと鳴らすのコツがあって、かなり駒寄りで弾かないと音が出ない。
指板あたりで弾くとヒヨヨヨ~って音になるw
レッスンだと指板と駒の真ん中あたりを弾くように言われていますが、いつも指板の端を真っ白にしてました。
この弦を使うには、決まった位置で弾くのが避けて通れない試練だ。

下の写真を見よ。

stiring2.jpg

どうよこれ。
かなり意識して弾いて、ギリギリ指板が汚れてない?
普段、弾いてるうちに弓がだんだん上に上がってきちゃうんですが、意識すれば下げられるということだ。
決まった位置でないと音が出ないというのは、意外といい練習方法にもなるかも。

音の安定性について。
スチール弦より相当伸びます。
A線なんて、毎日2度分ペグを回してたよw
でも、10日ほどで弾いてるうちに音程が狂うということは少なくなってきました。

そして約1ヶ月経過。
弦の印象はどうなったかというと。

弦を替えたばかりのときは、金属弦より音が小さく感じていましたが、1ヶ月使ってみたら、もう前の弦と変わらないくらいの音量が出せるようになりました。
以前より弾く場所が安定してきたせいかも?
まだ、力むと弓が指板に上がってくるクセは直りませんが、金属弦より柔らかいので押さえやすく、ビブラートの練習には合ってると思う。

次はまた違う弦を試してみたいけど、もうヤーガーとラーセンに戻らないのは確定。

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