チェロのビブラート、実は2種類あった。スクエアか斜めに構えるか

こちらの動画の48秒あたりから、2種類のビブラートの解説があります。
私の先生がやってるスクエア(まっすぐという意味か?)に持つやり方と、指を斜めに構えるやり方。

字幕を簡単に訳すと

スクエアな構えはカザルスのやり方、斜めの構えはファイアーマン、シュタルケル、グリーンハウスなどのやり方。
どちらのやり方が自分の手に合っているか見つけなくてはいけない。
どちらでもうまくいく。
私は普段、彼らのビブラートがどのように響くかによって、どちらのやり方がいいか提案している。
もしスクエアな構えなら、ビブラートはもっと回転する。
もし斜めに構えるなら、ビブラートはもっとポンプのように上下する。回転はしない。それは自然ではない。
斜めの構えのとき、指をぐるぐると回転させようとするのは自然ではない。
あなたを混乱させてしまったかな?
では、やってみよう。手をリラックスさせて。
わたしがこうすると(手をとって動かす)、あなたの指の関節が動くでしょ?
もっと手を柔らかくして。
他の指もやってみよう。
(動画を見ると、第1関節がくにゃくにゃしているのが見えます)
こちらのやり方の方が、同じテンションでもより簡単で、素早く細かい動きができます。
そして、指をもう少し傾けると、もっと早く動かすことができ、あなたが情熱的に弾きたいときの助けになります。

この後、この先生が若かった頃、(グリーンハウスが先生だった?)もっと指を斜めにしてみたらと言われて、やってみたらすごかったという話で終わり。

この斜めに構えて第1関節をぐにゃぐにゃするというのは、以前読んだこちらのブログにあったやり方だ。
参照:ビブラートの秘密

なんか、すごいビブラートかかりそうでしょ?
このブログを読んだあとに、うちの先生にスクエア方式でビブラートを習ったので混乱。
あのブログにあったあれはナニ?どうすんの?となりましたが、結局、今はスクエア方式で練習中。

このブログもどこかのチェロ教室の先生が書いていて、こちらはスクエア方式。
参照:ヴィブラートの練習 其ノ四

チェロを習い始めた頃によく見ていたアビゲイル先生の動画は、今改めて見るとあまり指は斜めになっていないけど第1関節はけっこうぐにゃぐにゃ。
スクエアみたいに見えるときもあるけど、総じて斜めな感じ。

たまたまオススメで出てきた、このラテンな男性のビデオ。
かなりドアップでスクエア式の手の動きを見せてくれます。

この人だけじゃないけど、なんでチェリストは小指がこんなに強いのか。

いぜれにせよ、2つのやり方があると知っていないと無用な混乱を生むと思いましたのでメモ。

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