MuseScoreで小節の間隔をキレイに整形する、譜表の折返し

以前「MuseScoreで小節の間隔があまりに不揃いなので、これを揃えたいとき」で、小節を直せないときがあると書きましたが、それの原因が判明。
例えば、下のように1段に2小節しかなくて、シフト+{を押してもこれを動かせないとき。
段の右上に注目。
なんかリターンキーみたいな矢印アイコンが見えます。
これを削除。

ms01.gif

直った~~~。

ms02.gif

パレットにある、区切りとスペーサーの「譜表の折返し」が入ってたみたい。
入れた覚えはないんだけど・・・、はて??
これは指定した小節で折り返す機能だそうです。

他にも直し方が紹介されていたのでメモ。
バージョン違うと、表記も変わってるけど。
参照:小節の長さの変更について

MuseScoreは自動清書機能を持っているため、ユーザーが手動で小節を短縮、延長しようとしても
その小節が多くの音休符を含んでいたり、前後の小節との兼ね合いが悪かったりすると、思い通りに長さを変えてくれません。
そこで、以下の三つの方法でがんばって調節してみてください。特に(3)は有効です。

(1)「スタイル」→「楽譜のスタイルを編集」の「小節」の「間隔」と「最小音符間隔」で
音符間の距離に関する設定ができます。
この設定で間隔が広すぎると、音休符を多く含む小節は、その小節だけで一段占領してしまいます。

(2)「レイアウト」→「ページ設定」の「比例尺」の「間隔」で、譜表の縮尺を調節、設定できます
この値が小さいほど一段に多くの小節が収まります

(3)パレットの「折り返しと間隔」の「譜表の折り返し」で、段の最終小節を指定して、
その段の小節数を固定することができますこれは非常に便利です。
通常、編集中に、ある小節内の音休符が増えると、その小節の幅が自動的に長くなります。
それが続くと、その小節を含む段の最後の小節が入りきらなくなり自動的に次の段に移されますが、
あらかじめ「譜表の折り返し」で、段の最終小節を指定しておくと、その段に多くの音符を入力しても、
指定された最終小節は次の段に移されません

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