チェロの発表会を終えて反省会

本番2週間前のおさらい会、当日午前中のリハーサル、本番と3回人前で弾きましたが、おさらい会が一番手が震えた。
観客との距離が近いから?
直前までなんともなかったけど、前の人の番になったら手のひらが汗ばんだ感じがした。
順番が来て弾き始めたら、右手は手が震えてまともに音が出せない。
左手は力が入らないような感じで、ポジション移動が遅くなる。
頭に血が回らなくなるのか、目が回るような感じがしてどこを弾いているのかわからなくなる。
あとで、思い返すと息を止めて弾いてたかも?

去年買ったアレクサンダーテクニークの本を読み返したりしたんだけど、今回は効果が出ませんでした。
本番前に、首が自由に動いてるか考えて、あー肩が固まってると思い出せたんだけど、そこまで。

アンサンブルの曲も、あんなに簡単なのに出だしから間違えた。
完全に頭に血が上ってるというか、ボーっとしてしまった。

本番、娘にラを鳴らしてもらって、音を合わせるふりをして手が震えていないか確認してみた。
大丈夫そうだと思ったので弾き始めた。
ビデオで見返してみると、体は動いてる、右手もかたそうには見えない。
ただ、音程がほぼ全部ずれてるのと、力が入ってない感じで弱々しい音しか出ない。
後半に入ると、右手がかたくなってる。体も動かなくなった。
盛り上がるフォルテのところも駒寄りに移動できていない。
もうそれどころじゃない必死な表情。
ネックを体から離して手元を確認しながら弾いてるので、姿勢も悪い。
あんなに練習したビブラートも、所々に少し揺れたかどうかくらい。

今回の反省として、「手元を見ない」を第一に挙げたい。
諸悪の根源。
姿勢が悪くなって、左手の力が入らなくなるし、ビブラートできなくなるし、譜面から目を離すとどこを弾いてるかわからなくなる。
もうパニック!と地獄の連鎖が待っている。

次に右手。
なんであんなにか弱い音になっちゃうんだろう?
手に力が入らなくなる?
ロングトーンの練習のとき、駒寄りで爆音を出す練習をしてみるか。

昨日ウェブで見つけた緊張しない方法。
参照:人前で緊張しない方法を教えて! 「アガり」を克服する方法とは

「アガっている」のではなく「燃えている」と思い込む

緊張をマイナスにとらえるのではなく、やる気が湧いてきたみたいにプラスに考える。
緊張しないようにと、火消しに走るのではなく、せっかく出てきたアドレナリンをいい方向に向ける、というのは確かにいいかも。
幅跳びか何かの選手が、観客に拍手を求めて、自分の気分を上げていって走り始めるのをテレビで見たことがある。
つまりアレか。
うーん、本番で力を発揮できる選手は、場の雰囲気を自分の物にしちゃうんだろうな。
塾のスタッフをやってたとき、受付に出るときは、どんなにイヤなことがあった後でも、ステージに上がる女優だと思えみたいな感じで気持ちを切り替えたけど、まあせめてあれぐらいは意識的にできるようにならなくては。
何も考えないでポッと出ない。
私は女優を10回繰り返す。

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