チェロのレッスン122回目、最終調整していざ発表会へ、練習の成果はいかに!

今日のレッスンは、発表会前、最後の「いつも何度でも」のおさらい。

大きな修正点は2つ。
まずピッチカート。
指の腹を使って、横ではなく上に向かって弦を強くはじく。
今よりもっと大きな音を出してということで、あとで爪を短くすること。
爪が長いと金属的な音になるらしい。

最後に転調して盛り上がるところ。
手前のデクレッシェンド、弓が止まってもビブラートをかけ続ける。
で、休符の間に弓を真ん中まで戻して、一度弓を止めて、確実に弓を弦に食い込ませてから弾く。
こうすると、ヌルっとしないではっきりした音で弾き始められる。

で、本番当日。
コロナの影響で、生徒を午前午後の二手に分けたので、観客はいつもの半分。
ピアノの発表会なので、みんな弦楽器のことには詳しくないはず。
とりあえず、曲が始まる前に娘にラの音を出してもらって、音合わせのふりをして手の震えが止まるまでギコギコしてみた。
子どもの発表会なんだから緊張することないじゃんと自分に言い聞かせつつ、いざリハーサルとなると、また手が震えてヨレヨレに。
ピッチカートのところで音を外してどこを弾いているのかわからなくなり、頭が真っ白。
なんとか最後まで弾いたけど、こりゃダメだ。

本番では、手の震えは多少マシになったものの音程を外しまくり。
移弦のところで音がひっくり返るし。
ビブラートをかける余裕もなくなった。
なんとか、娘のピアノの音に集中して残念をシャットアウト。
上手くないんだから、上手く弾こうなどと欲を出さない。

まあでも、あとでビデオを見返してみたら、それほどひどい演奏ではなかったのでよかったよかった。
音楽は、音を楽しむと書きますが、その心境には到底至らなかった。
父は演奏会でいつも楽しそうに弾くので、あれを見習わなくては。
ザッツ・エンターテイメントの精神で。

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