トラリピではトレールを使う時は勝手に設定してくれるが、SBIは手動だ。
トレールは、利益を積み上げるために現在値を追いかけていくイメージなのだが、どうもSBIは微妙に違うらしい(あるいはトラリピの方が違うのか?)。
さて、どうやってトレールの設定をするのか?
SBI FXデモで以前買った米ドル円が残っていたので、それでトレール決済の練習をしてみた。
113.70円で買ってしばらく放っておいたので、現在113.10円。
金額の欄に113.10以上の値段を入れると、「売りの逆指値となる値段は、現在値より低い値段を指定してください」と怒られる。
いや、でも買った値段より安く売るつもりはなかったんですけど。
なんで逆指値しか選べないんだろう??
参考SBIの解説ページ:色々な注文の種類を活用してFXを楽しもう!
(1)米ドル上昇を見込んで99.50円で1枚「買い建玉保有」、その後100円まで上昇しました。
(2)さらに、高値を更新し始めたら、最大限の利益を追求しにいきたい。 でも損失は出したくないので、決済の値段も高値のレートから下落幅50銭のところに自動的に設定したい。
(3)設定したトレール幅(~円の変動)で、高値更新に合わせて、決済売り注文のレートを上げていき、設定したトレール幅に触れたら成行注文で決済。
上の図だと99.5円で買って、99.8円で売ったということですが、これだとトレール幅の設定はできても、逆指値にいくらを入れたんだかわからないよ。現在値より低くないとダメなんだから、99.8円で逆指値を入れたということ??
参考SBIFXαのヘルプ:トレール注文
逆指値注文に値幅指定機能を追加する注文です。逆指値を注文するときに値動きによって売り逆指値価格を引き上げたり、買い逆指値価格を引き下げたりする注文です。
例)現在値 売 (Bid)100円のときに「99.50円の逆指値売注文」に50銭のトレール幅を設定した場合。例えば、買建玉を保有している場合「発注以降の価格上昇により順次更新された高値100.30円(発注時点の高値はその時点の相場※Bid)から50銭(トレール幅)下がった99.80円の時点で成行で売る」という指示が出せる機能です。
う~ん、わかったようなわからないような・・・。
あっ!もしや・・・
現在値が買値より高い時にしか使えない機能ということか?
それなら意味が通じるけど、しょっちゅうチャートを見ていないといけなくなるね。
買ったと同時に売り決済で設定しないと使えないな。
ちょっと待てよ。わかった気がする。
逆指値での指定・・・。
99.5円の買建玉を持っている場合、トレール幅を50銭だとして、レートが上がったけれど、高値から50銭下がったらそこで約定。
レートがどんどん上がれば損切りのラインも上がっていく。
最高値102円まで行って50銭下がったら101.50円で決済。2円のプラス。
最高値が100円だったら50銭下がって99.5円で決済。プラスマイナス0円。
利益を積み上げるというより、損切りラインを引き上げていくイメージなのかな。
調べてみたら色々と注意点があるそうだ。
参考:トレール注文
トレール注文は便利な機能ですが、トレール幅をどのくらいに設定するべきかは相場の状況により考えてください。 トレール注文は逆指値と同様の効果がありますので、激しく動いているときにトレール幅を狭くしすぎるとすぐに決済(損切)になってしまいます。逆に、なるべく決済されないようにトレール幅を広くしすぎると、取れていたはずの利益が少なくなったり、損切となったりする場合があります。
なるほど、気をつけます。