チェロのビブラートかけ方レッスン動画まとめ

チェロ初心者にとって、ビブラートの練習で一番難しいのは、指先をゆらゆらさせる動きよりも、まず右手で弓を動かしながら同時に左手を細かく揺するという作業ではないだろうか。
ピアノだったら、右手でト音記号、左手でヘ音記号と読み方の違う音符を追い、同時に足の鍵盤を使い、しかも歌まで歌ったりできる人もいるんだから、右手と左手の同時進行くらい簡単だろと思うかもしれませんが、そうではない。
年を取れば取るほど、同時進行の作業は難しくなる。

これを解決するには、もうとにかく、同時進行の練習を毎日するしかない。
いっぺんにやると脳みそがショートするので、ダウンの時は普通に弾いて、アップで大きくビブラートを入れる、慣れてきたらだんだん細かいビブラートにするなど、段階を踏む練習からやってみた。
下のビデオの1分あたりから、ダウンは普通に、アップでビブラートをかける。今これを自分でも練習中。

このビブラートの練習シリーズはこちらの再生リストで7本あります。
How to vibrato on the cello

さて、まず目標となるビブラートの理想の形はどんなもんなんだか、アップで指先が見れるビデオはこちら。
練習方法の紹介もちょっとあり。

ビブラートのやり方について細かく解説しているのが、下の硬派なビデオシリーズのビブラート編1:36から。
肩の骨に指先を当てて揺らす練習。
右の手のひらに指先を当てて揺らす練習。
次に指板を指先でこする練習。大きい面積からだんだん小さく、1点になるまで小さくしていく。
力を入れないこと。
今度は、弓を使って。指先を回すように動かす。だんだん早く。
4本の指それぞれ練習する。

う~ん、人差し指と中指が動かない・・・。薬指と小指はまあまあ。
もっと基礎練習みたいなものはないのか。
こちらのビデオの2分くらいからやってる紙をこする練習もやってみた。

こちらは変わった練習方法。
バスケットボールをバウンドさせるみたいに、手でボディをバンバン叩いてからビブラート、バンバンしてビブラート・・・という練習。
ビブラートに入るきっかけとか、勢いについて説明している・・・のかな?

下は、先生が生徒に教えるシチュエーションでレッスンを進めてます。
Step1 Robot wave(肘を起点に腕をパタパタする動き)
Step2 Gradually bend at elbow(ロボットウェーブのまま、肘を起点に腕を指板の上に曲げていく)
Step3 Palm towards fingerboard(指板の上でロボットウェーブと同じ動きをする練習。意外と肘を起点に動かすのが難しいらしい。腕全体が動いたり)
Step4 Polish the fingerboard
Step5 Plant the finger
Step6 Forearm roll(ドアノブを開けるみたいに腕を回す、起点は肘)

毎度お世話になっているアビゲイル先生のビデオはイントロダクションが一番参考になるかも。
練習方法ではなく、ビブラートとはこういうものだと解説しています。
上の方で紹介した硬派なビデオシリーズでやってた手を回すような動き(ドアノブを回すようなモーション)を否定してますが、ビブラートにもなにか流派みたいなものがあるんだろうか。
よくわからなかった各指と親指の位置関係もアップで見れます。
指が指板に対して相当斜めだよね。こういうもんなの?

アビゲイル先生のビブラートシリーズの再生リストはこちら。
4でビブラートをかけるときの肘の説明あり。
8の常にゆらゆらしながら弾くキラキラ星も何気に難しそうな練習だ。
Vibrato