シャープの買収契約保留を受けた後の値動きと、第三者割当増資について調べてみた

昨日の第三者割当増資と契約保留のニュースを受けて、朝から売り一色でしたが、30分もすればパニックも治まって、ずっと横ばいの値動き。
終値は132円なので、12月に108円まで落ちてたところから見れば、まだまだいい数字で収まったカンジ。
新しく発行される普通株の価格は118円ということで、しばらくはこの値段でウロウロすることになるんだろう。

元々倒産寸前の会社の株なんだから、多少の混乱は織り込み済み。
せっかく祭りに参加したのだから、ここは静観することにした。
家電業界は日本だけでやっていては先細りで生き残れなくなるのは必至なので(どこの業界でも同じだろうけど)、オールジャパン体制より、外資のもとで再建する方がいいと思う。

参考:シャープの4800億円増資、発行済み株数2.4倍に
ここの下の方に

今回発行する普通株と種類株には譲渡制限がかかる予定。この場合、鴻海はシャープの株式を今後2年以内に他に譲渡する場合は、書面による同意が必要。種類株は鴻海精密工業が取得するが、他社に譲渡する際にも、シャープの取締役会の承認が必要になる。

まあ、2年は頑張ってもらえるらしいので期待してます。

昼間の注文状況では、売り13万株、買い41万株 となっていた。
パニックで投げ売りした個人投資家の株を安値で買ってる人が多いということか、あるいはどこかの会社がまとめて買ってるのか?

ついでに、第三者割当増資の意味がわからなかったので調べてみた。
参考:第三者割当増資とは

第三者割当増資とは、株主であるか否かを問わず、ある特定の第三者に対して企業が新株を発行して資金調達を行う方法のことを言います。
この資金調達方法は増資にあたりますので、この手段で調達した資金は資本金の増加を伴います。
第三者割当増資は、企業の自己資本を充実させ、財務体質の強化につながります。ただし既存株主にとっては持ち株比率が低下する上、不公平な株価で新株が発行された場合に経済的に不利益を被る可能性があります。

なるほど、今現在不利益になってるねえ。
同じページの「買収手段としての第三者割当増資」のところも参考になる。

一般的に、会社売却にあたって第三者割当増資という手段を使う場合、売却する企業の財務体質は脆弱なケースが多く、よって業績もあまり良くない企業が多いでしょう。そうであれば株式価値も下がっているため、そのタイミングでの既存株主の売却は思惑通りの値段がつかない場合があります。
オーナー社長としては、第三者割当増資により財務体質を強化し、事業を成長させてから保有する株式を売却する方が得策でしょう。

もう株価は下がっちゃってるんだから、成長するまで待ってろ、ということだな。

シャープ、2月26日の板情報

今日の板情報

シャープ、2月26日の値動き

今日の値動き、1分足
見事に横ばいな攻防。