チェロの弓の毛の張り具合、どのくらいネジを回すのか

以前、C線の音がきれいに出ないと書きましたが、未だに解決していませんでした。
今日、ギターの弦を張り過ぎて切ってしまい、ふと思った。

弓のテンションが高すぎて音が出ないんじゃないの?

試しに、弓のネジを緩めて、弾いた時に弓の毛が棒の部分に触れない程度にしてみた。
あ、いいじゃん。
だいぶまともな音になった。
な~んだ、そんなことか~。

ということで、正しい毛の張り具合を調べてみた。

参考:弓の取り扱いについて。

張り具合でNGなのは、スティック(木の棒の部分) が擦れることと、張り過ぎです。 右手で弓を持って弦もしくは左手にのせてクイクイと圧力をかけて弾力がある程度、、、 といっても分かりにくいですね。 まずは、弓の中央部分でスティックと毛の間が1cmくらいあく程度、ネジを まわして張りましょう。そして、弾いたときに弓の毛がスティックに着いて、 スティックが擦れなければまずは悪くは無いでしょう。

参考:弓の日常の取り扱い

演奏前にはネジを回して毛を張りますが、棹と毛の間が1cmくらいになるのが目安と言われることも多いのですが、サイズにもよりますので、「棹と毛の間が、棹の太さと同じくらいに張る」と覚えましょう。
 しかし棹の強度が弱い場合には、演奏時に毛が棹に接触しないよう、十分にネジを回して張ることが必要になります。
 すると弓の重心位置に影響し、弾き方(ボーイング)が困難になることもありますので、できれば強度の強い良質な弓を使用したいですね。

参考:弓の毛の張り方

テレビや、DVDなどで、バイオリンやチェロの名手の弓の毛の張り具合を見ると、本当にまちまちです。
反りがなくなるくらい、パンパンに張って弾く人、逆に、ネジを緩めたままかしら?と思うほど、毛を張らずに弾いてる人。
YouTubeなどでも、それに注目して観察すると、とても面白いなぁと思います。
弓のつくりや経年やその時の弓の状態、そして、弾き手の方の体格や弾き方など、いろいろな事が複雑に相まって、弓の毛の張りが、決まっていくように思います。

まあ、隙間の目安が1センチくらいで、あとは弓の性能と、体格や弾き方次第ということか。