アイネット証券のシストレi-NETを始めてみたら、裁量トレードとあまりに違って驚愕!

FXをやろうと思い立って、なんだかんだで6社の口座を開きましたが、そのうち自動売買をやっているのが以下の3社。

アイネット証券のシストレi-NET
スプレッド:米ドル円2銭、豪ドル円4銭
スワップ:豪ドル円51円(4/13分)
手数料:無料(シストレi-NETのスプレッドには投資助言報酬が含まれます)

外為オンラインのiサイクル・サイクル注文
スプレッド:米ドル円1銭、豪ドル円3銭
スワップ:豪ドル円40円(4/13分)
手数料:20円(口座開設日から90日間無料、6/30までキャンペーンで決済手数料無料)

M2J のトラリピ
スプレッド:米ドル円4銭、豪ドル円6銭
スワップ:豪ドル円40円(4/13分)
手数料:せま割利用で10円、9000通貨以下 50円(南ア除く)

上記手数料は、いずれも片道分です。
スワップは毎日変わるので、とりあえず4/13の分で比較。

トラリピはデモ取引を1ヶ月練習していたので抵抗なく始められましたが、SBIで色々やった後だと、手数料の高さが気になる。
iサイクルのデモで大敗していたので、今度はアイネット証券のシストレi-NETをやってみることにしました。
シストレi-NETはデモがないので、ぶっつけ本番。
というか、デモの必要はないけれど、説明をよく読んでシステムの内容を理解していないと大変なことになる。

まず設定のやり方が、ナニコレ??
なんと、売買システムを選んでスタートボタンを押すだけ!
20銭幅を選ぶと、システムがひたすら1分足のチャートを追い続け、20銭動くと成行でエントリー。
20銭上がったところで決済になります。
チャートもないです(気になる人は、他で見る)。
しかも、なんかすごい決済タイミングがアバウトというか、決済損益が218円だったり255円だったりバラバラ。
売買システムの説明を見ると

「実際の個々の注文は「成行注文」で発注されます。

となっている。
新規も決済も成行なので、バラバラになるということね。
高値圏ではエントリーしたくないなと思っても、システムを止めると、その時点で持ってるポジションは全部決済されてしまうので、損を抱えてるポジションがあるときは、システムを止められない
トラリピと同じ感覚で、10万円資金で最大6本までのつもりで始めたら、次々と約定してしまい、なかなかシステムを止められなくなりました。

シストレi-NETは、この最大本数をいくつにするかがポイントで、買いのエントリー本数の増え方は、指定した金額上下どちらに動いても注文されるので、円高方向に進んでもエントリーされる。
最大本数に制限を入れないと、損失を増やしながらどんどんポジションを増やすという現象が起きる(ナンピン注文と同じ)。
売りが優勢になったらシステムを一度止めて売りに変えるか、反転するまでひたすら待つ、全部損切りして終了するのどれかになる。
なので、手持ち資金の少ない場合は最大注文本数は1~3本で、違う値幅や違う通貨ペアのシステムを複数選ぶのがベストなやり方

リスク管理のためには、いっぺんに複数のシステムを稼働させてはいけない。
安値圏では20、40、80幅を同時に走らせてもOK。
高値圏に差し掛かったら40、80幅は停止。
天井に近づいたら20も停止して、売りに変えるかしばらく様子を見る。
10万円で始めるなら、最大本数は、20銭x2、40銭x1、80銭x1くらいがいいのではないでしょうか。
ロスカットは証拠金の15%なので、豪ドル円2本、米ドル円1本で運用していた場合、注文価格から27.7円下落するとロスカットされるということかな。

参考:取扱証拠金
参考:あといくら下がった(上がった)らロスカットされるかの計算を教えて下さい。

スポット損益がいくらになったらロスカットするというマイセーフティー機能がありますが、これもいくらにしたらいいのか悩ましい。
20銭づつ1分足で取っていくとなると、デイトレに近い損切り設定にするべきかと思うんだけど、元々少ない本数なので過去最低価格を損切りにしても余裕があるカンジ。
外貨預金みたいに長々と持ってるつもりで損切りしない方がいいのか、悩みます・・・。
最初、チャートを見てエントリーポイントが来たら注文を出しているのかと思ったけれど、ループイフダンは単純に指定値幅ごとにシグナルを出しているだけみたいなので、基本的には損切りしないで運用した方が効率がいいらしい。

とはいえ、まったく損切りしないかというとそういうわけではなく、実際ループイフダンの実況中の2月のアーカイブを見ると、100万でスタートして170万までいっていた純資産が、急激な円高によって元の金額近くまで戻ってしまう状況が公開されている。

まずはじめに、手動決済をおこなったのは何故かというご質問に関しましては、ロスカットによる保有ポジションの全決済を防ぎたかったということがあります。
ポジション決済をおこなわず、以前のままでの運用ですと、112.00円付近がロスカットラインでした。11日の状況を考えますと、112円のラインは割り込む可能性が高いと考えてポジション決済をおこなうことにしました。

つまり、急激な相場の動きにはプロでさえ最低限の対応しかできないということだ。
どれだけ儲けたとしても、それがいつゼロになるかはわからない。
稼いだ分は株とか他の投資に回して、平均年利10%を守るラインで損切りするのが現実的なのかなあ。
あのウォーレン・バフェットの平均年利ですら、23%くらいだそうですから。