2017年3月FX成績、ブレイクアウトを使った手法を試してみた

3月はなかなか激動な月で、途中経過の記事もアップしましたが(参考:FX成績途中経過、2月の雇用統計の結果 / 3月16~23日の強烈な円高で翻弄される)、FOMCの金利上げのあとから強烈な売りトレンドになり、それまでのやり方(トレンド方向に向かって狭い範囲での手動トラリピ)だとまったく勝てなくなった。
円安方向でけっこう勝ちまくってたんだから、円高方面でも同じでしょと思いきや、まずメンタルがまったく違う。

例えば、リーマンショック級の値動きが円安方向にいきなり来るかというと、あまりそれはイメージできない。せいぜいアベノミクスの最初の上り坂だったときくらい。
でも、円高方向への暴落は、トランプ大統領が何か極端なことをしたり、世界情勢次第で一気にくる可能性がある。
恐怖心の強さが円高と円安で全然違うので、トラリピやってると、円高に振れたときに一気にポジションが増えてしまって精神衛生的に良くない。

じゃあ裁量トレードを・・・と思ってみたけど、これがまったく勝てない。
買えば下がり、売れば上がる。
これじゃダメだとチャートの見方をあれこれ調べてみたところ、1年前に買ったFXの雑誌に載っていたブレイクアウトのやり方が目に止まった。
レンジをブレイクしそうな方向に逆指値でエントリーを仕掛けておく方法で、反対に行ったときにはポジションを持たないで済むので負けが少ないらしい。
やってみると、例えば東京市場のオープン前のゆるいレンジの最高値にプラス0.05円くらいの間を開けて仕掛けると10銭くらいなら割りと取りやすかった。
ロンドンやNY市場だとまだ全然負けの方が多いし、反転して損切するときもあるし、思ったより伸びないときもあるんだけど、これなら練習すればできそうな気がしてきた。

トレンド方向に予め注文しておくというやり方は、前からやりたかったんだけど、注文するときに現在値より高い(買いのとき)と「お客さまの不利になる取引です」とメッセージが出て取引させてもらえないので、こういうのはできないと思い込んでいましたが、逆指値を使えば普通に注文できるということを今更知りました(1年FXでやってるのに)。
ちゃんと取引方法は調べましょう。

さて、3月のチャートは4時間足でこんなカンジ。

米ドル円3月チャート
米ドル円 FOMC後ドカンと下げて、そのままダラダラ下り坂。
月後半、オバマケアの代替案が延期になってまた下がるかと思いきや、意外なことに円安に戻ってきた。最終日に失速。

ポンド円3月チャート
ポンド円 最終日、他の通貨がみんな下げてるのに、なぜかポンド円は月初めと同じ水準まで戻しました。

豪ドル円3月チャート
豪ドル円 ドルの失速に引っ張られ、また円高方向へ。あともう一息戻ってきて欲しいところ。

3月は65本エントリーして、そのうち売りが18本。
損切が18本。23日以降の損切が17本なので、FOMCの影響の大きさがわかる。
損切のうちの1本はFOMCの下落前に高値で買ってしまった米ドル円の3万通貨。29日に円安に戻ってきたところを1万通貨分だけ損切。
こちらで2万4千円ちょっとの手痛い損切。
あ~、なぜ最初に設定した損切を外してしまったのか、マジで悔やまれる。
最初に決めたルールは死守!!
レートが損切りラインに近づくと、他に節目がないか探して損切ラインを移動してしまうんだけど、これが失敗のもと。
3月16~23日の強烈な円高で翻弄されるでも書きましたが、相場の節目と自分の心理的な限界点は違うので、あくまでも自分の精神的許容範囲内で損切りすることだ。
損切を外してしまった分が、まだトータルで6万通貨分残ってますが、毎月ちょっとづつ分割払いで損切りします・・・。
少し円安に戻ってきたのが救い。
112円に落ち着くようならもう1本損切りしようかと思っていたところで、アメリカ連邦銀行理事の余計な一言でまた円高に。

今月の獲得pipsは314ですが、エントリー単位は1~3万通貨とバラバラでした。
あ~、大きい損切がなければ、単月で初の大台に乗せられたのに~;;
(1月分は12月未決済分と合同決済みたいなものなので)

サイクル注文300万のデモ取引の3月成績は
1万通貨で11回決済して手数料2,600円、損益48,400円、スワップ金利885円。
合計で46,685円でした。